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entry_list02/26 From Between Trio



私たちの音楽は決して新しい音楽じゃ無い。
単にとてつもない古代音楽の様ではないだろうか?(ミッシェル・ドネダ)

"From Between Trio" Japan Tour 2006 ←click here!! 千秋楽である昨夜、開運橋のジョニー@盛岡公演を見てきた。 ここ数ヶ月、諸事情あって即興演奏の場から遠離っていたのだが、悩みに悩んだ末、愛車Peugeotを駆りて会場へ。 地下室ジョニーの扉の前に立ち、乱れた呼吸を整えながら静謐かつ間断のないスネアのロール音と不整脈のようなキックの音、小原晃さんだ。 暫し後、ギターアンプから小さな咆吼が聞こえたところで入場。 咆吼の主、ONNYKは今日もオレンジ色のTシャツ姿、折しも私の服装もオレンジ色で、同じように生やした髭と服装の同時性に枯れた苦笑が漏れる。 この二人の演奏は何度も目にしていたが、この日は驚くほどに巧すぎた。 後で訊いたところ三回も練習したそうで(本来、この人達は練習ということを必要としない)この日に懸けた意気込みを感じる。

小休止。 武闘家のような佇まいを持つ中谷さんが現れ、備え付けのドラムセットを全て組み直す。 バスドラとスネアスタンド以外は全て持ち込みのようで、一体何kgの荷物を持ってツアーを回っていたのだろうかと驚かされる。 シンバルとハイハットが置かれるべき位置に低く吊り下げられた巨大な銅鑼を弓で弾く(!?) スネアのヘッドに小さなシンバルを逆さに置いてシンバルを吹く(!?) 奇天烈な演奏家は何人も見ているが、ドラムを「弾く」「吹く」という人は初めて見た。

中谷さんのセッティングに呆気にとられている間に、いつの間にかドネダとライトが立っている。 珍妙な挨拶で一瞬にして場を支配し一閃、From Between Trioの演奏が始まった。 !!!!… 未だかつて聴いたこともない律動に全身の毛穴が粟立つ。 「見に来て良かった…」 どんどん引き込まれていく自分と、そんな自分を懐疑的に俯瞰する自分がいる。 常々、即興演奏を批判している自分との葛藤が脳内に生じる。 しかし、肉体と神経は彼らの発する音に喜び踊っている。 「そうか、今一瞬に全てを刻み込む、それ以外、それ以上の何物でもない、この一瞬一瞬が全てなのだな…」と自分の中の葛藤に決着をつけ、深く納得する。

From Between Trio、日本とフランス、アメリカによるトリオは予想に反して西欧的ではなかったが、これは中谷さんの力に因るところが大きいのであろう。 恐るべき速度と細やかさで軍事大国フランスとアメリカの間をとりなす中谷さんの姿に日本という国が重なり、その朗らかな皮肉に頰が弛む。 中盤、ドネダが暴れ出す。 サックスを大きく振り回しながら法螺貝のような、警報のような音で会場の空気を搔き回す。 その反対側ではライトがまた小さな非常警報のような音を捻り出し、中谷さんは警鐘とも仏鐘とも思える鈴音を奏でた辺りが一番の盛り上がりだったのか。 微かにThisheatを彷彿とさせる。 言葉では分からないが、世界中の音楽家達が心の中に持っている感情全てがそこに集約されていたように感じた。

終演後ライトが「何分だった?」と小原晃さんに尋ね、慌ててDATのカウンターを確認したところ1時間。 30分にも3時間にも感じられたこの夜、演奏を予定していた時間はまさに1時間だったらしいが、時計を確認するような無粋な姿は一度として見ていない。 垂れ流し、帳尻合わせのようなものはどこにもなく、計算し尽くされた演奏だったことに再び驚愕。 ここで終わっていれば良かった… 本編終了後、お約束のセッションと相成ったのだが… 何も言うまい。 苦虫を噛み潰したようなドネダの顔が全てを物語っているように見えた。 が、しかしそれを差し引いたとしても昨夜の演奏を体験できたということは今後の自分にとって大きな糧となるであろうことだけは確信できたし、三人の巨人に出逢えたことは何ものにも代え難い僥倖であろう。 中谷さんとは個人的にお話ししたいこともあったのだが、ツアー最終日でお疲れであろうということで珍しく打ち上げには参加せず早々に失礼する。 ペダルを漕ぐ足も軽く、振り仰いだ盛岡の夜空は曇っていたが、私の目には澄み切った星空に見えた。 冷たいけれど冬の冷たさじゃない。 春はもうそこまで来ている。

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